夏の甲子園大会2022(第104回全国高等学校野球選手権大会)が間もなく開催します。
沖縄県代表はプロ野球選手も排出している強豪の興南高校が出場キップを手に入れました!
今回はそんな興南高校の注目選手やメンバーの紹介。
またチームを率いる監督やコーチについてもまとめてみました。
沖縄県興南高校野球部の注目選手は?
興南高校の注目選手は桁外れのパワーの持ち主です!
盛島稜大(3年)捕手 右投げ右打ち
身長185㎝ 体重93㎏
なんてステキな体格なんでしょうか、羨ましすぎます。
これだけ恵まれた体格の捕手ですからピッチャーも的が大きくて投げやすいでしょう。
さらに盛島選手はかなりの強肩なので守りでもチームを引っ張っていて二塁送球のスローイングに関しては全国のトップレベルと評価されています。
もちろん盛島稜大選手のウリは捕手としての守備面だけじゃなく規格外のパワースイングでの長打力も魅力です。
中学は軟式出身ですが興南高校では2年の春にはレギューになりチームの顔、4番を任されました。
プロのスカウトも注目選手として見ているで高校生活最後の戦い、夏の甲子園大会ではどのような活躍をするのか大いに楽しみです。
生盛亜勇太(3年)投手 右投げ左打ち
生盛亜勇太投手も2年生のときから強豪の興南高校で控え投手としてベンチ入りし、リリーフ登板したときは140キロ台の力強い速球で相手を負かす投球をしていました。
2年のときから注目選手でしたが3年生になった現在はエースピッチャーとして最速147キロの速球を投げます。
伸びしろが大きそうなのでこのまま順調にいけば150キロも出せるでしょう。
ピンチの場面でも力を発揮できる強心臓の持ち主なので甲子園でも十分自分の力が出せると思います。
興南高校野球部メンバー
興南高校は4年ぶりに13回目の夏の甲子園大会出場を決めました!
県内・外でも有名な強豪豪ですが興南高校の野球部メンバーはすべて沖縄出身の球児たちです。
普通、甲子園の頂点を目指し高校だと中学時代からスカウトしたり選手自身が希望して親元を離れた件で寮生活を送るケースもよくあります。
興南高校は親元を離れている選手はいますがそのメンバーすべてが沖縄出身というのが凄いですよね。
2010年に史上6校目の甲子園大会春・夏連覇を成し遂げた興南高校ですが沖縄の子ども達はプロ野球のキャンプが多く小さいときから野球が身近にあり高校野球熱も盛んな県ですから甲子園を目指す球児も多いということでしょう。
背番号 | 選手 | 学年 | 守備 | 投/打 | 出身 |
1 | 生盛亜勇太 | 3年生 | 投手 | 右/左 | 那覇市立城北中 |
2 | 盛島稜大 | 3年生 | 捕手 | 右/右 | 宮古島市立鏡原中 |
3 | 金城南隆 | 3年生 | 内野手 | 右/右 | 糸満市立三和中 |
4 | 池田琉誠 | 3年生 | 内野手 | 右/右 | 那覇市立安岡中 |
5 | 呉屋輝 | 3年生 | 内野手 | 右/右 | 北谷ボーイズ |
6 | 仲程雄海 | 2年生 | 内野手 | 右/右 | 宜野湾ポニーズ |
7 | 長嶺龍希 | 3年生 | 外野手 | 右/右 | 豊見城市立長嶺中 |
8 | 禰覇盛太郎 | 3年生 | 外野手 | 右/右 | 宜野湾ポニーズ |
9 | 石川泰平 | 3年生 | 外野手 | 右/右 | 普天間中 |
10 | 安座間竜玖 | 3年生 | 投手 | 右/左 | 沖縄中央ポニー |
11 | 平山航多 | 2年生 | 投手 | 左/左 | 宜野湾市立嘉数中 |
12 | 町田宗治 | 2年生 | 外野手 | 右/両 | 恩納村立うんな中 |
13 | 東恩納尚紀 | 3年生 | 投手 | 右/右 | 宜野湾ポニーズ |
14 | 國吉琉心 | 3年生 | 内野手 | 右/右 | うるま東ボーイズ |
15 | 野里悠介 | 2年生 | 内野手 | 右/右 | 宜野湾市立宜野湾中 |
17 | 長田悠 | 3年生 | 外野手 | 右/左 | 豊見城ボーイズ |
18 | 比嘉誉人 | 3年生 | 外野手 | 右/左 | 那覇市立首里中 |
19 | 金城大翔 | 3年生 | 投手 | 右/右 | 八重瀬町立東風平中 |
20 | 砂川康誠 | 2年生 | 捕手 | 右/右 | 浦添ボーイズ |
興南高校野球部の監督はどんな人?
高校野球の監督っていろんな肩書の人がいますが興南高校野球部の監督はすごいです!
我喜屋優監督(72歳)です。
まあ、72歳という年齢で高校生の相手をするだけでも大変そうですが実は我喜屋監督はただの監督ではありません。
興南高校の理事長であり、さらに校長先生でもあるんです!!
なかなか学校の校長先生が部活の監督ってないですよね。
2010年に興南高校が甲子園春・夏連覇したときも我喜屋監督でした。
沖縄出身の我喜屋監督は今でこそ優しいおじいちゃんという感じですが高校時代は興南高校野球部のキャプテンだったんですよね。
沖縄は当初アメリカ統治下ということもあり甲子園大会に出場出来るようになったのはだいぶ後でした。
そして甲子園に出場すれば簡単に負けて帰ってくるということで沖縄と本土の実力の差がそうとうありました。
そんな中、我喜屋キャプテン率いる興南高校はあれよあれよという間にベスト4。
これが今も語り継がれる興南旋風でその中心に居たのが我喜屋キャプテン。
選手として監督として理事長、校長先生としてホント素晴らしい人です。
興南高校野球部のコーチは沖縄県民なら誰もが知っている
興南高校野球部のコーチは、この記事で何度か話している2010年に甲子園春・夏連覇を果たした時のエース島袋洋奨コーチです。
現在29歳と若いですが高校卒業後は中央大学に進み野球を続けました。
高校時代は琉球トルネードという愛称で小さな体を野茂英雄ばりに大きくひねって投げ込み抜群の制球力で打者を打ち取っていました。
見ていてもとても安心感があったんですが大学に行ってから変わってしまいましたね。
ストライクが入らずイップスになってしまった・・・
それでも何とかソフトバンクに2014年ドラフト4位で入団しました。
まあ、高校時代の実績や一応九州が地元ということがあったかも知れません。
ソフトバンクでは案の定、ストライクが入らず2軍や3軍で投げるのが主ですたね。
プロでは通算2登板で2回を投げ1安打2四球2三振防御率0.00という成績。
故障もあり育成契約になってわずか5年で自由契約になってしまいました。
3軍の試合に出場するのが多かったんですが社会人相手に自滅する姿は見ていてホント痛々しかった・・・
でも今は興南高校の職員をやりながらコーチとして熱血指導していますからね。
コーチとして頑張ってもらいたいです。
まとめ
今回は夏の甲子園大会2022(第104回全国高等学校野球選手権大会)の出場が決まった沖縄県興南高校についてまとめてみました。
興南高校の注目選手は捕手の盛島稜大選手と投手の生盛亜勇太選手です。
また興南高校は他のメンバーも優れているので打線も繋がり一気に大量点が取れるチーム。
メンバーを率いるのは監督、そしてコーチも野球を知り尽くし実際に選手としても活躍した二人ですから生きたバイブルといっていいでしょう。
そんな興南高校が今度は甲子園でどんな活躍をするのかしっかり見たいと思います。
コメント