清宮幸太郎選手の現在はとても心配ですね。
2017年鳴り物入りのドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団した清宮幸太郎選手。
毎年期待されながら毎年レギュラーの座はつかめず。
しまいにはファーストのレギュラーを争う中田翔選手に相手にならないと言われる始末です。
2021年は交流戦が始まっても2軍暮らしが続いているんですよね。
同期の高卒選手はヤクルトの村上宗隆選手を筆頭に、現在1軍で活躍している選手もいます。
そこで今回は、伸び悩む清宮幸太郎選手の現在と同期で同学年の1999年から2000年生まれの高校卒選手の現在を比較します。
清宮幸太郎(日本ハム)の現在
まずはファームで、もがき苦しんでいる清宮幸太郎選手の現在の2軍成績から見てみましょう。
2021年5月27日現在
出場試合34
122打数28安打
打率.230
本塁打4
打点19
三振31
出塁率.356
失策4
ここまで2軍の試合にファイターズの4番として出場しているわけですが2軍でも期待外れの成績です。
正直、1軍の壁は確かに厚かったんですがファームなら最低でも打率.280くらいは打てるだろうと思っていました。
それが打率.230って1軍にいたときの成績より、ほんのちょっぴりだけ上がった感じですね・・・
しかも清宮幸太郎選手のウリであるはずの長打もホームラン4本はかなり不本意な成績でしょう。
また、たとえ打率が急激に良くなったとしても清宮選手の懸念材料である守備のまずさは2021年も解消されていないようですね。
本来、1番簡単なはずのファーストで失策4は首脳陣も頭を悩ませるところです。
清宮選手自身もいろいろ悩み、フォームをいじったり、打つときに軽くこねるようなバッティングをしてかなり自信なさげな状態なんですよね。
これが清宮幸太郎選手の現在の姿なんですが、一皮剥けるには本人の努力はもちろん、ちゃんとして首脳陣、コーチのアドバイスが必要ですね。
清宮幸太郎と同期で高卒選手の現在
・1999年4月1日から2000年3月31日生まれ
・2017年ドラフト組になります。
上記の選手になります。
ドラフト当時は清宮世代と言われていましが現在は村上世代と言ってもいいでしょう。
入団1年目は清宮選手が1軍で本塁打7本を放ち大砲の片鱗を見せましたがそこから現在まで大きく飛躍することは無かったですね。
同期の高卒ライバル現在の成績
打率.289
本塁打13本
打点31
盗塁4
失策1
村上宗隆選手は2019年の新人王で昨年は最高出塁率のタイトルとベストナインにも輝いています。
2021年も5月27日現在では、打率8位、本塁打1位、打点4位とすべてベスト10にランクインしています。
さらに地味に褒めたいのが現在盗塁4と足もあるということです。
昨年も盗塁11だったので見かけによらず打って走れる打者ということがわかります。
エラーも昨年までは結構多かったんですが、2021年はまだシーズン途中ですがエラーは1個しかありません。
守備に関しても現在は一皮むけた感じですね。
村上宗隆選手は2年前からすでに球界を代表する選手になっていたので清宮選手も村上選手と比較されるのは内心かなり嫌だと思います。
打率.213
本塁打6
打点33
盗塁0
失策4
安田尚憲選手も村上選手と同じようにチームの4番を打っています。
ただ、村上選手と違うのが実力での4番ではなく井口監督の独断での安田選手4番なので成績からすると伴っていません。
昨年は7月21日から86試合連続で4番を任せたのですが結果は打率.221、本塁打6本という成績で終わりました。
2021年(今年)も、開幕から安田尚憲選手は4番を任されているのですが注目するべき点は打点の多さです。
現在は3位ですが一時期は打率1割台で打点1位の時がありましたからね。
その勝負強さが井口監督が打率が低くても使い続ける理由です。
ただ、6月27日、28日とスタメンを外れてしまったので現在のように打率が低いままだと安田選手もちょっと危ないですね。
防御率0.00
登板25
1勝0敗
ホールド21
HP22
セーブ2
投球回24.2
失点0
自責点0
平良海馬投手は、清宮幸太郎選手と同期の高卒入団ですがまったくの無名でした。
なんたって沖縄地方大会で1回戦負けですから知ってる人は、かなり高校野球ファンということになります。
ドラフトでも西武ライオンズから4位指名ですから下位指名ということになりますね。
そんな平良海馬投手の現在は、開幕から登板25で投球回24.2回を投げ、なんと防御率0.00という圧倒的な強さです。
平良投手と清宮選手では投手と打者という違いはありますがこの4年めでプロ野球選手としての立ち位置は大きく代わったでしょう。
平良海馬投手は昨年も開幕から日またぎでノーヒットノーランを達成し、球界を代表する大打者のソフトバンクホークスの柳田悠岐選手からもっとも苦手なピッチャーと言わしめたほどです。
身長173cmとプロ野球選手としてはかなり小柄ですが100kgという体重でメガトン砲のように力で圧倒します。
さらに現在は最速160kmの速球だけじゃなく精度の高い変化球も複数あるので簡単にはどの打者も打てないですね。
現在、21歳ですがすでに球界を代表するリリバーになっています。
大リーグ関係者も注目する投手なのでいずれはメジャーに行くかも知れないですね。
清宮幸太郎と佐藤輝明は3ヶ月違いの同い年
清宮幸太郎選手と佐藤輝明は学年も違うし、プロ入り時期も違うので歳も離れているように思う人がいるかも知れません。
しかし実際はたった3ヶ月違いの同じ歳なんです。
清宮幸太郎 1999年5月25日(22歳)
佐藤輝明 1999年3月13日(22歳)
佐藤輝明選手は早生まれなので実際は1998年生まれの多くが同級生になります。
なので学年は佐藤選手が1つ上なんですが生まれ日はたった2ヶ月しか違いません。
2021年はともに22歳ということになります。
清宮幸太郎選手はすでに入団4年目ですがもがき苦しんでいる状態。
佐藤輝明選手は、仁川学院高-近畿大と進み2020年入団の1年目です。
高卒即入団が良いのか、大卒入団が良いのかよく問題定義されることがありますがどちらも成功事例があるのでなんとも言えませんが清宮選手は明らかに現在の状態からしたら早稲田大に進学後でも良かった気もしますね。
本日5月28日の試合結果
2軍戦で日本ハム対DeNA戦
4番ファースト
打率.230
4打数1安打
1打点
2三振
阪神対西武の交流戦
6番ライト
打率.276
5打数3安打
3本塁打
5打点
2三振
この日、同じだったのは、ふたりとも2三振だったということだけです・・・
それにしてもこの日の佐藤輝明選手は、凄かったです。
1試合3発のホームランでしかも最後は9回の勝ち越し3ランでした。
これが、9回裏の攻撃でサヨナラだったら球場がとんでもないことになっていたでしょうね。
さらにセリーグ新人の3発というのは巨人長嶋以来ということなのでその凄さがわかります。
2017年のドラフト高卒選手としては、村上選手がリードしていますが、1999年生まれで言えば佐藤選手が猛追しています。
あっ、村上選手って清宮選手と同期ですが実は早生まれなので2000年2月2日が誕生日です。
まあ、そんな佐藤輝明選手や村上宗隆選手が1軍の試合で脚光を浴びる中、清宮幸太郎選手の2軍戦での4打数1安打2三振は見ていて悲しすぎますね。
本来であれば清宮選手も佐藤選手も同じパワーヒッターでそれほど違いは無いはず。
ただ、入団当初からソフトバンクの王会長が清宮選手は中距離ヒッターと言ってましたからね。
さすが世界のホームラン王は見抜いていたのかも知れません。
とは言え現在の清宮選手はホームランも打てないですがアベレージも残せないという・・・
まとめ
高卒の期待の新人は3年目にはレギュラーを獲る選手が多いです。
清宮幸太郎選手は、3年目の昨年、成績がずっと1割台でありながらずっと1軍で試合出場していました。
栗山監督や他の首脳陣も結果を求めていたと思うんですが打撃成績どころかファーストの守備でもエラーをポロポロ。
4年目の今年は本当に勝負の年として挑んだとと思いますがオープン戦で結果が出なかったですね。
そこで栗山監督も1軍で育てながら成長させるというプランは無くなったと思います。
現在、2軍調整中というか2軍でレベルアップを目指している最中です。
もはや2軍成績で結果を残さなければ今シーズンの1軍昇格は無いでしょう。
ファーストレギュラーだった中田翔選手が不調で2軍に行っても清宮選手の昇格が無いわけですから本当に厳しい状況だと思います。
現在のこの状況から抜け出すためにも早く結果がほしいですね。
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