広島東洋カープの気になる2021年の開幕スタメンと先発ローテーション投手を予想します。
昨年は、佐々岡新監督を迎えて初めての年だったんですが結果は残念ながらセリーグ5位という悔しいシーズンになってしまいました。
ドラフト1位ルーキー森下投手の大活躍や堂林選手の覚醒で選手個々では話題が豊富。
しかしチームが低迷したということはやはり選手のまとまりがうまくいかなかったと思います。
そこで2021年は、どんな補強としてシーズンを戦っていくのはスタメンやローテーションを考えていきます。
広島カープ2021年開幕スタメン予想
広島東洋カープの2021年、開幕スタメン予想です。
打順 | 守備 | 名前 | 前年打率 |
本塁打 |
投/打 | 年齢 | 通算年 |
1 | 遊 | 田中広輔 | .251 | 8 | 右投左打 | 31 | 8 |
2 | 三 | 堂林翔太 | .279 | 14 | 右投右打 | 29 | 12 |
3 | 中 | 西川龍馬 | .304 | 6 | 右投左打 | 26 | 6 |
4 | 右 | 鈴木誠也 | .300 | 25 | 右投右打 | 26 | 9 |
5 | 一 | クロン | — | — | 右投右打 | 28 | 1 |
6 | 左 | 長野久義 | .285 | 10 | 右投右打 | 36 | 12 |
7 | 捕 | 坂倉奨吾 | .287 | 3 | 右投左打 | 22 | 5 |
8 | 二 | 菊池涼介 | .271 | 10 | 右投右打 | 30 | 10 |
9 | 投 | 森下暢仁 | .154 | 0 | 右投右打 | 23 | 2 |
昨年の広島カープは2年連続Bクラスのセリーグ5位の成績でした。
しかしチーム打率.262はリーグ2位の成績でそこまで悪くないんですよね。
ただ、チーム防御率4.06はリーグ5位と結果的に足を引っ張った形になりますが投手陣、野手陣がうまく噛み合えば再び常勝球団になれるチームです。
それではまずは開幕スタメン予想からいきます。
不動のリードオフマン田中広輔が帰ってくる
1番ショートには、復活した田中広輔選手が入ると予想します。
田中選手は昨年はピネラ選手に定位置だった1番スタメンの座を明け渡し、本人は8番という下位で開幕を迎えたんですよね。
まあ、あまりにもその前年の成績が悪かったので田中選手本人も納得はしていたでしょう。
しかし、田中選手と言えば2016年~2019年まで不動のリードオフマンでした。
その間に、広島はリーグ3連覇もしているので田中選手の活躍が勝敗にかなり左右されるのは間違いありません。
昨季の1番はピエラ選手からはじまり途中から西川選手や大盛選手など多数の選手が務めました固定は出来ませんでした。
やはりここは一番が似合う田中広輔選手行くでしょう、ただ復活したと言っても元々は3割近く打ってた選手ですから昨年の2割5分台では完全復活とは言えませんよね。
広島の1番スタメンを完璧にするには、もう一踏ん張りは必要です。
2番は攻撃型の堂林翔太で!
広島東洋カープの2番サードの開幕スタメンは堂林翔太選手になると思います。
日本のプロ野球では2番は送りバントのうまい選手の打順というのが定説でしたが、ここ数年は変わってきましたよね。
ランナーを進めることでアウトを一つ相手にあげる戦力より、打ったほうが確率的に点が入るという考え方。
そこでパワーヒッターを2番に据えるチームが多くなってきました。
広島カープも2番と言えば菊池選手が何年も定位置でしたが昨年からは少し変わってきました。
ただ、堂林選手の2番スタメンというのは昨季6試合しか無かったですが今季はこの打順が良いと思います。
堂林選手はプロ入りして1軍初出場した入団3年目は144試合に出場して打率.242、本塁打14本と活躍し将来性を有望視されていました。
しかしそこから毎年結果が出せず暗いトンネルの中だったんですが、気がついたら入団11年目の昨年開幕か活躍して復活。
その背景には後輩である鈴木誠也選手から教えを受けたりして正念場というのは分かっていたでしょう。
広島のプリンスと呼ばれながらも苦しい期間がほんと長かったですよね。
昨季の活躍が1年だけで終わらないように2021年も気を引き締めて頑張って欲しいです。
3番は3割確実な西川龍馬
広島東洋カープの3番センター開幕スタメンは西川龍馬選手になると思います。
社会人卒の西川選手は、ドラフト5位ならが即戦力して入団1年目から活躍。
打率3割前後は当たり前の選手ですが昨季は右足のコンディション不良で76試合の出場だったがキッチリ打率.304をマーク。
終盤は4番で先発スタメン出場していたが11月8日に出場選手登録を外れ11月11日に右腓骨筋腱腱鞘形成術を受けたんですよね。
見通しとしては2月のキャンプに間に合うということだったので完治することを予想して3番センター開幕スタメンは西川選手にしました。
4番は「侍ジャパンの顔」鈴木誠也
広島東洋カープ4番ライト開幕スタメンは西川龍馬選手になると予想しましす。
鈴木誠也選手のすごいところは、毎年打率の本塁打も好成績を残せるということ。
完全なレギューになって、ここ5年間は毎年打率3割以上、本塁打25本以上とハイアベレージな成績を残しています。
また鈴木選手に関しては打つだけでもすごいのに守備も完璧!
2020年の外野守備ではセリーグトップの8補殺を記録しました。
攻守に渡って広島の中心にいる選手ですが、同級生コンビの西川選手とのクリーンアップはかなり驚異です。
5番開幕は一応外国人でお試し期間
広島東洋カープ5番ファーストの開幕スタメンは新外国人、クロン選手になると予想しましす。
メジャーでの主な成績は2019年に39試合に出場し、打率.211、6本塁打、16打点の成績でした。
ただ、昨季はマイナーの3Aで82試合に出場してリーグ最多の38本塁打を記録しました。
社交的で日本文化に慣れようとする姿勢がよく見れるので、そういう選手は日本のプロ野球にも対応出来ると思います。
契約金3300万円、年俸8800万円とバリバリのメジャーリーガーではなく、最初から過度の期待をしなければ右の大砲として、鈴木誠也の後を打つクリーンアップとして活躍できると思います。
6番レフトはベテラン長野久義
広島東洋カープ6番レフトの開幕スタメンは長野久義選手になると予想しましす。
36歳、入団12年目のベテランはまだまだ健在です。
昨年は95試合に出場して打率.285ですが、すごいのはその勝負強さです。
得点圏打率と代打での打率はなんと、ともに4割超えという凄さ!
あまり闘志を前面に出すような感じには見えないんですが、やっぱり燃えるものがあるんでしょうね。
チャンスのときに結果を残せる選手は、やはりそれだけ首脳陣の信頼も高いです。
衰えない持ち前の打撃センスで開幕スタメンは決まりでしょう。
開幕戦の扇の要は坂倉奨吾
広島東洋カープ7番キャッチャーの開幕スタメンは坂倉奨吾選手になると予想しましす。
坂倉奨吾捕手は、まだ若干20歳です、正直2021年も正式なレギュラー捕手では無いと思います。
昨年、キャッチャーとして一番試合出場が多かったのはベテランの會澤捕手ですが二人とも打撃も良いのでかなり拮抗してきました。
ただ、キャッチングやリード面に関してはまだまだ會澤選手の方が上でしょう。
それでも今回、開幕スタメンで坂倉奨吾捕手を予想したのは先発投手との兼ね合いです。
そう、僕の2020年広島東洋カープの開幕スタメンは森下暢仁投手と予想しています。
入団は高卒の坂倉選手の方が早いですが、森下投手とは1歳違い若いバッテリーです。
昨季も佐々岡監督は、森下投手が投げるときは坂倉捕手とコンビを組ませうまく成功していたんですよね。
なので森下投手が開幕投手になると予想して捕手は坂倉選手になると思います。
菊池涼介は2番から8番へ
広島東洋カープ8番セカンドの開幕スタメンは菊池涼介選手になると予想しましす。
菊池選手は2014年から昨季まで7年間、開幕2番でスタメン出場していました。
昨季も開幕が2番だったけど、すぐに8番の打順が多くなったんですよね。
これにしたいてはファンやOBの方も腑に落ちないところは合ったと思いますが朝山打撃コーチによると状態のいい選手を打順を上げいくということでした。
菊池選手は、昨季最終的な成績は打率.271、本塁打10本と打率は前年より上がってるし本塁打も二桁を記録しそこまで悪くは無かったです。
僕の予想では、監督が変わったのが菊池選手の打順も変わったのと影響しているんじゃないと思うんですよね。
緒方監督のままだったら2番だったかも・・・
今年も佐々岡監督ですから2番は攻撃型でいくんじゃないでしょうか。
という予想で菊池涼介選手は開幕8番スタメンになると思います。
広島カープ2021先発ローテーション予想
広島東洋カープの2021年、先発ローテーション予想です。
2020年成績
名前 | 防御率 | 登板 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 | 投球回 | 自責点 | |
1 | 森下暢仁 | 1.91 | 18 | 2 | 1 | 10 | 3 | .769 | 122.2 | 26 |
2 | 九里亜蓮 | 2.96 | 20 | 2 | 1 | 6 | 4 | .571 | 130.2 | 43 |
3 | 遠藤淳志 | 3.87 | 19 | 2 | 0 | 5 | 6 | .455 | 107 | 46 |
4 | 大瀬良大地 | 4.41 | 11 | 2 | 0 | 5 | 4 | .556 | 63.1 | 31 |
5 | 栗林良吏 | — | — | — | — | — | — | — | — | — |
6 | 野村祐輔 | 4.58 | 13 | 0 | 0 | 6 | 3 | .667 | 70.2 | 36 |
広島東洋カープの昨季は、チーム打率は良かったものの、チーム防御率は4点台でリーグ5位の成績でした。
投手陣では、新人王を獲得した森下暢仁投手が勝ち頭で、チーム唯一の二桁勝利マーク。
森下投手が、昨季入団していなかったら最下位も有りえたかも知れません。
エース大瀬良投手の途中離脱もかなり大きかったですね。
開幕投手は昨季の新人王、森下暢仁
2021年の広島東洋カープの開幕投手は森下暢仁投手と予想します。
昨季は新人ながら開幕ローテーションに入り3戦目に先発し7回無失点で好投。
ただチームは1-2と逆転負けを喫してプロ初勝利はお預けとなりましたが次戦もキッチリ好投し初勝利をマーク。
ルーキーとは思えない落ち着いたマウンドさばきは、結局最後までローテーションを崩すことなく二桁の10勝3敗という好成績を残しました。
しかも防御率1.91は、巨人菅野を抜いてセリーグ2位という素晴らしさ。
入団1年目から実績を作った森下暢仁投手の開幕投手は間違いないでしょう。
開幕ローテーション2番手は九里亜蓮
広島東洋カープの開幕ローテーション2番手は九里亜蓮投手と予想します。
広島の投手陣では、森下投手がかなり目立ちましたが昨季チームで一番多く投げたのは九里亜蓮投手です。
セリーグの中でも4番目に多い投球回130.2回を投げました。
防御率も2点台後半ではあったんですが9月以降はかなり良かったんで2021年は初の二桁を狙ってほしいですね。
というか今まで二桁勝ってなかったのが不思議な投手です。
遠藤淳志投手はさらに飛躍の年へ
入団3年目だった昨季の遠藤淳志投手は、初の開幕ローテーション入り。
ローテの6番手という位置でしたが結局シーズン最後までローテーションを守り最後の先発試合では9回1失点の完投勝利を飾りました。
昨季は負け数の方が多かったんですが若干21歳の若者です、課題の立ち上がりを克服2021年はさらなる飛躍をすると思います。
大瀬良大地投手はやっぱりローテに入れたい
大瀬良大地投手は昨季まで2年連続開幕投手です。
二桁は確実に勝てる投手であり広島のエースだったんですが昨季は9月に右肘の手術をして以降はリハビリという形になりました。
2021年の開幕には間に合わせたいとうことでしたが正直、無理はさせたくないですね。
間に合ったとしても開幕投手にこだわる必要は無いと思います。
ルーキー栗林良吏投手にも期待
栗林投手は、入団1年目のルーキーですが、社会人卒で総戦力として入ってきたドラフト1位投手です。
昨季のドラフト1位の森下投手も大活躍だったので、それに続けるかというところですね。
栗林投手はドラフト前の昨年の7月に結婚しているので妻帯者の新人ルーキーです。
守らなければいけない人がいるということで新人ならが思うところはあるはずです。
社会人No.1右腕として注目だったのでその実力を見せてほしいですね。
野村祐輔投手の復活を待つ
野村祐輔投手の昨季は故障、手術と満足行くシーズンは送れませんでした。
過去には新人王、最多勝、最高勝率など多くのタイトルを獲得している投手です。
ここ3年は毎年防御率4点台と不本意なシーズンが続いています。
先発ローテーションを守るのもそろそろ危うくなってきたのも事実。
最後はオープン戦の結果次第で床田寛樹投手、新外国人のネバラスカス投手、高橋昂也投手に代わる可能性はあります。
まとめ
今回の記事は「広島カープ開幕スタメン2021&先発ローテーション予想」でした。
昨季は2年連続Bクラスに終わった広島は今季はかなり巻き返してくるでしょう。
ただ、打高投低のチームなので先発スタメンの攻撃陣は助っ人外国人のクロン選手以外はある程度、充実しています。
クロン選手に関しては実際シーズンは始まってみないと、どれくらい活躍するのは分かりにくいところはあります。
先発ローテーションに関しては、森下投手、九里投手は貯金ができる勝ち星が計算でいるでしょう。
大瀬良投手も体調が万全なら計算は出来るでしょう。
遠藤投手は貯金が作れる投手になって欲しいし栗林投手には社会人No.1の実力を見せてほしい。
野村投手は危機感を持って調整し、後には先発ローテーションを狙う床田投手、ネバラスカス投手、高橋投手らもいるということです。
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