阪神タイガースの新助っ人外国人メル・ロハス・ジュニア選手がとうとう来日しました。
いつ来るのか心配でしたが年4月4日に来日。
14日間の隔離期間が必要なので合流までは少し時間がかかりますが早ければ4月下旬には1軍登場です。
今回は、実績十分なロハスjr選手の韓国時代の成績や阪神ではライバルが多い守備位置の問題。
また、年俸通りの活躍はできるのか?について詳しく紹介します。
メル・ロハス・ジュニア(阪神)のプロフィール
3 Major League teams have interest in one of the KBO's top sluggers: https://t.co/POEXL7vc4A pic.twitter.com/UceMgMtfrs
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) November 29, 2020
出身地:アメリカ合衆国のインディアナ州インディアナポリス出身
生年月日:1990年5月24日生まれ
身長/体重:189cm/102kg
投打:右投/両打
ポジション:外野手
メジャードラフト
メル・ロハス・ジュニア選手は、2010年のメジャードラフト会議でピッツバーグ・パイレーツからドラフト3巡目(全体84位)で指名され契約に合意して入団しました。
ただ、アメリカではメジャー昇格は1度も無く、最後の2016年はマイナー3球団に所属して合計111試合出場、打率.253、12本塁打、46打点という成績でした。
なのでドラフト3巡目という上位入団でしたがメジャー実績が無いまま韓国プロ野球のKBOリーグに移籍となったんですね。
ロハスjr選手の韓国KTウィズでの成績
メジャー昇格の夢破れたロハスjr選手はシーズン途中の2017年6月12日に韓国KBOリーグのKTウィズに入団します。
契約金40万ドル(約4400万円)で契約し、シーズンオフには新たに単年100万ドルで再契約しました。
もちろん、再契約に至っのは韓国での成績が良かったからです。
韓国KBOリーグでの年度別成績
年度 | 球団 | 打率 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | KT | .301 | 83 | 336 | 101 | 18 | 56 | 0.56 | 0.911 |
2018 | KT | .305 | 144 | 564 | 172 | 43 | 114 | 0.59 | 0.978 |
2019 | KT | .322 | 142 | 521 | 168 | 24 | 104 | 0.53 | 0.911 |
2020 | KT | .349 | 142 | 550 | 192 | 47 | 135 | 0.68 | 1.097 |
KBO:4年 | .321 | 511 | 1971 | 633 | 132 | 409 | 0.594 | 0.982 |
ロハス選手は、韓国で4シーズン(2017年は途中加入)出場していますが毎年高成績を残しています。
しかも昨年2020年は全てにおいてキャリアハイの成績で本塁打王と打点王のタイトル獲得やシーズンMVPにゴールデングラブ賞も受賞。
さらには、得点、塁打、長打率、OPSも2020年はリーグ最高の成績です。
打率に関しても首位打者のタイトルは獲得できませんでしたが打率.349は普通に高打率で首位打者になってもおかしくない成績ですよね。
こんな最高の状態のときに阪神タイガースはロハス選手と契約出来たわけですからメジャー経験は無くても大物助っ人獲得に偽りは無いでしょう。
ロハス選手(阪神)守備位置はどうなる?
新外国人助っ人のメル・ロハス・ジュニア選手の守備位置(ポジション)は、外野手です。
韓国では、主にレフトやライトを守っていました。
普通にやれるということろでしょうか。
元巨人のペタジーニやクロマティのように強打者だけど肩が弱くて守備は下手ということはありません。
かと言って矢のような強肩でランナーを刺すというほどでも無いので、まあ外野手としては無難な選手です。
そのロハス選手が阪神タイガースに入団したわけですが、問題はどこを守るかですよね。
阪神タイガースの外野陣と言えば2020年はレフトがサンズ選手、センターが近本選手でほぼ固定でした。
ライトのポジションだけで糸井選手や陽川選手、中谷選手らが出場して固定出来なかった状態です。
2021年は、ドラフト1位の大物ルーキー佐藤輝明選手が入団したことでライトに固定されて状態です。
2021年4月6日現在の外野手守備陣成績
守備位置 | 選手名 | 先発出場 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 刺殺 | 失策 |
左翼手 | サンズ | 10 | .355 | 3 | 10 | 0 | 15 | 0 |
中堅手 | 近本 | 10 | .146 | 1 | 3 | 2 | 21 | 0 |
右翼手 | 佐藤 | 9 | .143 | 2 | 4 | 1 | 17 | 0 |
2021年は、開幕してから、まだ数日しか経っていないので守備成績はあまり関係ないと思います。
数日でエラーが2~3回あったら問題ですが・・・
レフトのサンズ選手は、昨年の実績もあり今年も絶好調ですからね、外せないでしょう。
近本選手は、今年開幕直後で調子悪いですが、昨年の実績と1番バッターとして足は魅力だし、スランプでも足は関係ないですからね。
それに打撃の方も昨年3割近く打ってるので徐々にに状態は上がってくると思います。
ライトの佐藤選手に関しては練習試合はオープン戦でも大活躍して、そのままレギュラー奪取かと思いましたが開幕してから打率が低いですね。
もちろん、本来のパワーは見せているので使い続ければ結果も出ると思うんですが大物外国人として獲得したロハス選手を最初から使わないというのは考えにくいです。
佐藤選手がライトのポジションを守り抜くには4月下旬にロハス選手が出場可能になるまでに打率、本塁打を上げておく必要があります。
もし、佐藤選手が好成績をあげている場合は、ロハス選手はファーストで同じ助っ人外国人のマルテ選手とポジション争いをするようになるでしょう。
ロハス選手は年俸通りの活躍はできるか?
アメリカや巨人も加わった争奪戦は、阪神が勝利したことでロハス選手に対する獲得の執念がかなり強かったと思います。
今年30歳で脂が乗ったロハス選手は、昨年韓国リーグでの打率.349、47本塁打、135打点という成績はまさに魅力たっぷり。
長打だけじゃなく率も残せるというのがとても素晴らしいですね。
同じくらいの活躍を日本でやってくれれば年俸約2億6000万円は安い買い物だし、それくらいの活躍はしてくれるでしょう。
しかも2020年の阪神タイガースはすべてのピースが揃った状態になってきたのでロハス選手の加入で16年ぶりの優勝も見えてきました。
まとめ
今回の記事は、「ロハス(阪神)韓国での成績は?守備位置はどうなる?年俸通りの活躍はできる?」でした。
阪神タイガースの新助っ人外国人、メル・ロハス・ジュニア選手は、ホント魅力たっぷりの選手です。
パワーヒッターでありながらシュアな打撃もできる選手で、矢野監督の構想では3番を任せたいとのこと。
力が落ちてきて日本にやってくるメジャーリーガーではなく、韓国球界でバリバリ活躍した状態でやってくるわけですから尚更期待が持てます。
ただ、唯一心配なのが同じ韓国で活躍して阪神に入団したロサリオ選手・・・
ロサリオ選手は、メジャーで活躍して、韓国でも活躍して、日本でダメで、アメリカに帰りメジャー復帰はならなかったが3Aで大活躍です。
これってどうなんだろう?日本のレベルが高いのか?それなら嬉しいが、だとするとロハス選手の活躍は・・・
いや、きっと日本でも活躍してくれるでしょう。
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