西武ライオンズの平良海馬投手は、今はチームに無くてはならないセットアッパーです。
高卒ドラフト4位入団ではありますが2年目には早くも1軍で登板し2勝をあげました。
3年目には、最速160kmを投げソフトバンクの柳田悠岐選手には、もっとも嫌なピッチャーと言わしめたほどです。
今回は、そんな平良海馬投手の年俸推移や成績推移を紹介します。
平良海馬(西武)のプロフィール
選手名 | 平良 海馬(タイラ カイマ) |
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出身地 | 沖縄県石垣島出身 |
生年月日 | 1999年11月15日生まれ |
身長 | 173cm |
体重 | 100kg |
投球・打席 | 右投げ左打ち |
ドラフト | 2017年(4位) |
経歴 | 石垣市立真喜良小学校(真喜良サンウェーブ) |
出身中学 | 石垣市立石垣中学校(八重山ポニー) |
出身高校 | 八重山商工高校 |
平良海馬投手が野球を始めたのは小学校からで最初は捕手をしていました。
身体能力はその時から高く6年生の県大会では2打席連続本塁打を放つなど打撃センスも抜群。
中学2年になってからは投手としても登板し、ストレートはMaxは133Kmで、遠投は85〜90mは投げれたようです。
高校は、伊志嶺吉盛監督に誘われて八重山商工に入学、八重山商工と言えば日本最南端の離島の高校でロッテの大嶺祐太投手を率いて甲子園初出場した高校です。
高校では1年から投打で活躍し152kmを投げプロのスカウトからも注目されるようになりました。
しかしチームは部員不足となり宮古工との連合チームで挑むようになる。
最終的には高校3年最後の大会は沖縄県大会1回戦で負けという残念なものでした。
それでも高校時代から筋トレに励んでいたこともあり、今のプロ野球で通用する豪腕が出来上がったと思います。
平良海馬(西武)の年俸推移
平良海馬投手は2017年に埼玉西武欄オンズからドラフト4位で指名され契約金4000万円、年俸600万円で契約し入団しました。
年度 | 入団 | 年俸 | 差額 | 成績 |
2021年 | 4年目 | 4200万円 | +3000万円 | シーズン途中 |
2020年 | 3年目 | 1200万円 | +600万円 | 防御率1.87、登板54、1勝0敗、H33、HP34、セーブ1 |
2019年 | 2年目 | 600万円 | ±0 | 防御率3.38、登板26、2勝2敗、H6、HP8、セーブ1 |
2018年 | 1年目 | 600万円 | — | 1軍未出場 |
平良海馬投手の年俸は、着実に上がってますね。
ルーキーイヤーの1年目は一軍出場がなかったので年末の契約更改では現状維持の600万でした。
しかし2年目の2019年は開幕は2軍スタートでしたが7月に1軍初登場して最終的には26試合に登板。
西武ライオンズの優勝に大きく貢献し年末の規約更改では、年俸が倍額の1,200万円で契約しました。
入団3年目の2020年は、完全に西武ライオンズの勝利の方程式を担い勝ちパターンの一角として活躍。
開幕から中継ぎで9イニングを無安打で押さえ、日まがぎのノーヒットノーランを達成。
また、3年目ではあったが新人王も獲得し大きく飛躍しました。
このような活躍から年末の契約更改では年俸4,200万円となり3,000万円アップとなりました。
平良海馬投手の年俸推移は、高卒3年目とは思えないほどの伸び率です。
2021年もケガさえ無ければ年俸推移はさらに上昇すると思います。
平良海馬(西武)の成績推移
年度 | 防御率 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | ホールド | HP | セーブ | 投球回 | 被本塁打 | 奪三振 | 奪三振率 | 与四球 | 自責点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 3.38 | 26 | 2 | 1 | 6 | 8 | 1 | 24 | 2 | 23 | 8.63 | 9 | 9 |
2020 | 1.87 | 54 | 1 | 0 | 33 | 34 | 1 | 53 | 2 | 62 | 10.53 | 29 | 11 |
平良海馬投手の1年目、2018年の成績は、1軍出場はありません。
1年目、2軍での成績は、10試合に登板して0勝0敗、防御率5.40だったので2軍でもズバ抜けた成績を残していたわけではないですね。
2年目の2019年は、19歳ながら早くも1軍のマウンドにあがります。
7月19日のオリックス戦で5番手として9回の3点ビハインドの場面で初登板を果たすと1回無失点で抑えました。
延長戦になったこと試合は、最終的にはサヨナラ勝利となり平良海馬投手は、ヒーローインタビューを受けました。
8月23日には初ホールド、8月28日には初セーブ、そして8月30日のソフトバンク戦で同点の7回ツーアウトから登板して1/3回を無失点に抑え、その後、チームは勝ち越したことで平良投手がプロ入り初勝利を飾りました。
高卒2年目のドラフト4位が初勝利をあげるというのは、かなり早い出世ですよね。
勝負度胸もある平良海馬投手は、後半戦からは頼れる中継ぎとして26試合に登板し、リーグ優勝に大きく貢献しました。
平良海馬投手の2年目、2020年の成績推移はすごかったですね。
2021年は54試合に登板して防御率1.87という成績です。
ストレートが最速160kmってかなり凄いですが2020年の王者ソフトバンクホークスには、1本もヒットを打たれていないというのがホント凄いです。
球が速いうえに重たくて力でねじ伏せるというのが平良海馬投手の投球スタイル。
ただ、平良投手の凄いのはストレートだけじゃなくスライダーやチェンジアップ、カットボールなどの変化球も切れ味抜群なので打者のバットがクルクル回ったり、まったく手が出せず見送り三振の山を築きます。
セットアッパーとしては左のソフトバンクのモイネロ、右なら平良海馬投手が12球団1と言って良いでしょう。
ホールドの成績ではモイネロ投手についで2位でしたが2021年は十分ホールドのタイトルも狙えるでしょう。
2020年の成績は、かなり優秀でしたが2021年の成績推移もさらにあがると予想します。
まとめ
今回の記事は「平良海馬(西武)年俸推移と成績推移!」でした。
平良海馬投手は、身長173cmとプロ野球選手としてはけして恵まれた体格ではありません。
それでも高校時代から筋トレに励みパワーをつけ、ランナーがいなくても高速クイック投法で投げることをマスターしたことでプロ野球の世界で圧倒的な成績を残しています。
入団からわずか2年で1軍で活躍するとは多くの人が予想しなかったでしょう。
沖縄県の離島、石垣島で育ったわけですが石垣島って、もう何年も前から千葉ロッテマリーンズがキャンプを張っているところなんですよね。
小さな島国、そこに平良海馬投手がいた事をロッテのスカウトは知っていたんでしょうか?
平良投手が活躍する度に、ロッテは残念がるかも知れないですね。
そして高校最後の夏の県大会で1回戦で負ける可能性があるとうことで急遽視察に行った西武は先見の明が合ったようです。
平良投手はまだ若いので成績推移がこれからまだまだ上がるでしょうし、それに伴って年俸推移も上がっていくでしょう。
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