安田尚憲(ロッテ)選手は2017年のドラフト会議で清宮幸太郎選手が7球団競合したとき、千葉ロッテに外れ1位として入団しました。
それでも3球団競合の外れ1位って凄いですよね。
同じく3球団競合で外れ1位だったのがヤクルトの村上宗隆選手です。
このふたりは高卒3年目には、チームの4番として活躍しています。
ただ、村上選手は成績が凄くて年俸も安田選手とは、すでに大差が開いています。
村上選手は球界を代表するスラッガーになりましたが安田尚憲選手はもうひとつ覚醒が欲しいところですね。
今回は、そんな千葉ロッテマリーンズの安田尚憲選手の年俸推移と成績推移を解説を交えながら紹介します!
安田尚憲(ロッテ)のプロフィール
選手名 | 安田 尚憲 (ヤスダ ヒサノリ) |
---|---|
出身地 | 大阪府吹田市出身 |
生年月日 | 1999年4月15日生まれ |
身長 | 188cm |
体重 | 95kg |
投球・打席 | 右投げ左打ち |
ドラフト | 2017年(1位) |
経歴 | 吹田市立豊津第一小学校(豊津東少年野球団) |
出身中学 | 吹田市立豊津中学校(レッドスターベースボールクラブ) |
出身高校 | 履正社高等学校 |
安田尚憲(ロッテ)の年俸推移
安田尚憲選手は2017年に千葉ロッテマリーンズからドラフト1位で指名され契約金1億円、年俸1240万円で契約し入団しました。
年度 | 入団 | 年俸(推定) | 差額 | 打率 | 試合 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年 | 4年目 | 2200万円 | +900万円 | シーズン途中 | |||
2020年 | 3年目 | 1300万円 | ±0 | .221 | 113 | 6 | 54 |
2019年 | 2年目 | 1300万円 | +60万円 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2018年 | 1年目 | 1240万円 | — | .151 | 17 | 1 | 7 |
安田尚憲選手は、野球の強豪校、大阪の履正社からドラフト1位で入団し年俸1240万円からスタートしました。
年俸推移としては4年目で2200万円ですから入団時よりほぼ倍ですね。
1年目から1軍の試合に17試合出場して本塁打1本を放ち年俸が60万円増。
2年目は残念ながら1軍出場は無かったものの現状維持で更改。
3年目のシーズンは、1軍で途中から4番を任されクライマックスシリーズでもホームランを放つなどの活躍が評価され年末の契約更改では年俸2200万円となり900万円増の契約を結びました。
まだまだ若い安田選手です、入団3年目は4番を任されたにも関わらず年俸推移としては1000万円増にはなりませんでした。
これは4番と言っても成績は納得できるものではなく井口監督の期待を込めても4番起用だったでしょう。
なので年俸900万アップというのは本人も納得の年俸でしょう。
安田尚憲(ロッテ)の成績推移
年度 | 打率 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 三振 | 四球 | 盗塁 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | .151 | 17 | 53 | 8 | 1 | 7 | 20 | 7 | 0 | .250 |
2019 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2020 | .221 | 113 | 393 | 87 | 6 | 54 | 106 | 62 | 2 | .326 |
安田尚憲選手は、3球団競合の末、千葉ロッテに入団した選手ですから首脳陣の期待値はピカイチだったでしょう。
名門履正社では、1年秋からクリーンアップを打っていた選手です。
高校時代は東の清宮、西の安田と言われるほど打撃センスはズバ抜けていましたからね。
入団1年目の2018年は開幕が2軍スタートだったものの2軍では7月に打率.354、16打点でファーム月間MVPを受賞しました。
その結果を踏まえて8月10日に初めて1軍に昇格して即先発出場。
オリックス戦でしたがプロ初安打と初打点をマークしました、やはり甲子園の大舞台を経験しているだけあって1軍でも即対応できるところは将来性を感じますね。
安田選手の特徴はライナー性の打球を多く飛ばして、センターから左方向へは伸びる打球を打つんですよね。
ホント将来が楽しみな選手のひとりです。
9月24日には、オリックス戦で2安打4打点の活躍をしてこれが炭谷銀仁朗選手以来の高卒新人が1試合で4打点以上という記録でした。
シーズン終盤には、念願のプロ初ホームランも放ち1年目の成績としては打率は1割台で良くなかったですが貴重な経験ができたシーズンだったと思います。
入団2年目の2019年は、1軍に定着するかと思われたが結局は1度も1軍に呼ばれること無く2軍でシーズンを終えました。
ただ、成績が悪かったということではなく2軍では19本塁打、82打点で2冠王に輝き、さらに116安打もリーグトップの成績でした。
安田尚憲選手にとっての2年目は調子が良いのに1軍に上がれないという悔しいシーズンでしたね。
入団3年目の2020年は、前年のうっぷんを晴らすべく開幕から1軍スタート。
ただ、バッティングに関しては1軍の壁をなかなか越えられず成績は打率1割台のまま。
そんな状態でありながら井口監督は安田選手がチャンスにちゃんとしたバッティングをしているということで7月21日から4番に起用。
なかなか実績の無い1割台の若い選手を4番に起用するのは周囲から非難を浴びる可能性もあるんですが、それをあえてやる井口監督も凄いですね。
結局、安田選手は86試合連続で4番を打ったわけですが、その経験が大事なクライマックスシリーズの第1戦でソフトバンクの絶対的エースの千賀滉大投手からのホームランにつながったと思います。
安田尚憲選手というのは成績的には、それほどすごくないんですが大舞台に強い印象があります。
今後は、どんな試合にも着実に結果が出せる安定感を伸ばせば成績推移も上昇すると思います。
まとめ
今回の記事は「安田尚憲(ロッテ)の年俸推移と成績推移!解説を交えながら紹介します」でした。
高卒入団3年目でプロ野球の4番に座るってなかなか無いことです。
ドラフト1位で入団しても一度も1軍に上がれず自由契約になる選手もいるくらいの厳しい世界なので安田選手の場合は特別な状況であるのは間違いないでしょう。
ただ何度も言うようにヤクルトで同期の村上選手のように実力でつかんだ4番では無いですからね。
安田選手の現状の成績では4番としては物足りないです。
4番なら最低の成績でも打率.270、本塁打25本は欲しいですからね。
それをクリアできるような成績推移になれば、自ずと年俸推移も確実に上がってくるでしょう。
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